ごあいさつ

すべてはペットと家族のために

私は獣医師として半世紀を過ごし、獣医療の進歩とペット業界の変遷に身を置いてきました。日本の獣医療と欧米などの「ペット先進国」との格差にジレンマを感じ、獣医療はどうあるべきか、また「私がかかりたい動物病院とはどのような病院か？」を模索しながら今日まできました。

獣医師は総合医という基本的な立場があります。しかし、飛躍的に進歩した獣医療を一人の獣医師の能力で対応することは到底不可能です。　同じ獣医師でも得意分野も苦手なものもあります。

そこで私は、複数の獣医師による「チーム医療」の充実こそが必要であると考えてきました。
一つの症例を一人の獣医師の判断で済ませることの不確実さをたくさん経験してきたからです。　私共の病院では、日々症例検討会を実施し、見落としやミスがないかを検証し、常に新しい情報を取り入れ、最新で最高の獣医療を心がけています。また、飼い主様のペットに対する不安や、心の問題等、ペットを取り巻く様々な課題にもスタッフ全員で取り組んでいます。

私は最新の知識や最高の技術同様、飼い主様の気持ちに寄り添う診療こそが最も重要な獣医療と信じ、ペットとその家族が最高の関係になるよう願っています。そして、「私がかかりたい病院」に向けこれからも日々精進してまいります。