「子猫を保護したら」その6

こんにちは、動物看護師の服部です。
「子猫を保護したら」(6回目)は、病気の予防パート2です。

2ヵ月齢ごろになったら、混合ワクチンをうちましょう。この時期は、母親から引き継いだ移行抗体(免疫)が消えるころ。眼や鼻、口の病気をもたらすヘルペスウイルスやカリシウイルスに対する抵抗力を高める必要があります。

フィラリア症の予防も大切です。犬では有名な寄生虫による病気ですが、猫にも寄生することがあります。
猫のフィラリア症は診断・治療がとてもむずかしい病気で、ときに突然死や呼吸困難をひきおこします。蚊からうつる病気ですから、室内に蚊が入り込む可能性があれば、一歩も外に出ない猫でも感染することがあります。
診断・治療はむずかしいですが、予防は簡単です。皮膚につけるだけのお薬があります。

次回は「子猫を保護したら」の最終回です。お楽しみに☆

服部の実家で飼っている親子。親子の寝姿はたまりません!

2枚とも左は母猫の「マダラン」、右は娘の「コマ」

「マダラン」の名前の由来はマダラな毛色です。

「コマ」の名前の由来は「コ(子)マダラン」。マダランより茶色が多いです。

今はコマの方が大きくなりました!

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