猫を守るために~VSノミ編その2~

こんにちは。動物看護師の田川です。

猫に必要な予防その2、ノミ。
今回はそのノミが猫にもたらす影響についてお話します。

1つ目は、ノミによるアレルギー性皮膚炎です。つよいかゆみ・湿疹・脱毛など、猫によっては皮膚がぼろぼろになるまでなめたり、かいたりすることがあります。

2つ目は瓜実条虫(サナダムシ)です。瓜実条虫はノミに寄生します。このノミを、猫が毛づくろいなどで飲み込むと、瓜実条虫が猫の消化管に移動、そこで生活するようになります。
瓜実条虫は猫にも人にもうつる寄生虫で、多数寄生で下痢などをします。

ノミは生涯に1000個の卵を生む(参照)そうで、ノミを1匹みつけたら、その何十倍もの卵・幼虫・さなぎが周囲の環境にいるかもしれません。一年中、あたたかいおうちの中は、ノミにとっても快適な環境。おうちにノミが侵入したら、短期間で繁殖することがあります。

海浜動物医療センターでは1カ月に1回、背中につけるタイプの駆除薬を用意しています。おうちでつけるのが難しいときは、病院でつけることもできます。お気軽にご相談下さい。


しじみ(5か月の時)

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