日々進歩する獣医学と寝落ち

気がつけば、10月。1年も残り3ヵ月になりました。

海浜動物医療センターは変わらずに診察しています。

獣医学は人医学と比較して、まだまだわからないことが多々あります。それでもここ数年、あらたな知見が次々と紹介され、これまで診断や治療がむずかしかった病気の解明にも光が差してきています。呼吸器のエコー検査など、これまで考えもしなかった検査法も日常的におこなうようになって、早期診断ができるようにもなってきています。

その分、獣医師が勉強しなければならないことも急激に増えている印象があります。

勉強がつらいとおもうことはありませんが、もっと勉強する時間があったらいいなあとはおもいます。夜、帰宅して、暗い部屋で小さな照明をつけながら勉強をはじめるものの(狭い賃貸アパートなので、家族が眠っているそばで勉強しなければならない)、ときには勉強開始30分もしないうちに「寝落ち」して、夜中の2時ごろに目覚めることもあります。やはり、勉強は早朝がいい。

獣医学の勉強が苦痛にならないのは、それが明日からの臨床現場で役立つからです。昨日読んだ記事のおかげで、診断や治療がスムーズにいったりすることも、本当にあります。この一文が明日の命を救うかもしれない、そう考えています。

写真はフロントガラスにうつった空。青空が美しい日は、つい駐車している車のフロントガラスが気になってしまいます。

 

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