獣医師日記
予防シーズン、あっというまの1カ月
予防シーズンがはじまっています。健康診断なんて意味があるの?とおもう飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんが、犬も猫も、自分からは症状を訴えてきません。たとえば、猫の慢性腎臓病、犬の肝疾患などでは病気がかなり進まないと、症状がはっきりとあらわれないこともあります。
毎日接していると、いつの間にか、肥満になっていたり、あるいは痩せはじめていたり、そうした変化に気付かないこともあります。
病院が苦手なワンちゃんや猫ちゃんを連れての来院は大変かとおもいますが、病気の予防・早期発見のために、ご来院いただければとおもいます。
話は変わって。
最近は重症の犬・猫の診察が増えています。「急に食欲が落ちた」「呼吸が苦しそう」「発作」などの急性症状の来院が目立ちます。科学的なデータはありませんが、臨床現場で働いていて、天候が不安定なときには重症の動物が増える印象があります。
状態が悪いときには、受付に声をかけてください。診察は予約制ですが、緊急性を判断して、早めに診察することもあります。