「北の果てで見る夢」 『十二国記』 『息子たちよ』『ザ・ロード』
今日は動物病院とは関係のない、本の話です。
ナショナルジオグラフィック日本版(12月号)の記事「北の果てで見る夢」の写真が美しいです。オーロラの光と長時間露光で撮った、極北のまちとひと。
小野不由美『十二国記』という小説に、いま、はまっています。小学六年生のときにミヒャエル・エンデ『はてしない物語』を読んで以来、ファンタジーものは手にとったことがなかったのですが、北上次郎『息子たちよ』で、著者が息子さんにすすめている場面があって、興味を持ったのがきっかけです(『はてしない物語』は日が沈んで、暗い部屋の中で明かりもつけずにそのまま読みつづけたほどに、その世界に入り込みました。『十二国記』もそれに近い)。
コーマック・マッカーシー『ザ・ロード』は精神的にかなりつらい小説ですが、最後まで読みとおす価値のあった本です。この日常を当たり前だとおもえるありがたさに気付きます。
ブログを書く時間がないといいながら、本を読んでいるのではないか、との指摘を受けそうです。が、読むのと書くのではエネルギーの方向性が違うので・・・。
本の好みは人によりけり。『十二国記』があなたの好みにあうとうれしいです。