獣医師日記
32,700年前のマンモスの鼻
雨が降りつづいていますね。
先日、事務のKさんが「マンモス展」にいってきたという(日本科学未来館)。早速、公式サイトをのぞいてみました。
熱い! 冷凍標本だけど熱い! ユカギルマンモス(頭部冷凍標本)の推定年代は17,800年前、ケナガマンモスの鼻(冷凍標本)は32,700年前。はるかな昔に生きていたものたちの体の一部に、私たちが出会えるというのはとても不思議な感覚です。何十億年という地球の歴史からみれば、マンモスの一生も、私たちの一生も、その長さはほんとうに一瞬です。それがこうした形で出会う。ドキドキします。
明日もいつものように診療します。いま、零時を回りました。点滴を流している動物たちも、落ち着いた呼吸で寝入っています。