11日(日)はお休みをいただいて、救急セミナーに参加しました。講師はTRVA 夜間救急動物医療センターの中村篤史先生・日本小動物医療センターの戸島篤史先生のお二方(主催は獣医学関連の書籍を出版している緑書房)。

午前10時から午後5時まで、呼吸促迫と循環不全にかかわる疾患(肺炎・肺水腫、気胸、心タンポナーデ、胃拡張捻転症候群)の診断や治療について、非常に実践的なお話を伺いました。海浜動物医療センターでも日常的とまではいかずとも、それなりに出会う疾患です。いずれも生死にかかわる疾患ですから、いかに迅速に診断を下し、適切な治療をするかが重要になります。

肺炎と肺水腫は異なる疾患ですが、呼吸が悪い動物がどちらの状態に陥っているのか、判断に苦慮することがあります。聴診、肺エコー検査、CRP、治療経過、犬種、問診など、さまざまな情報を総合的に組み合わせて「正解」を導きだすわけですが、今回、大量のレントゲン写真を見させていただき、診断する目を養うことができたとおもいます。

日曜日にお休みをいただきまして、皆様にはご迷惑・ご不便をおかけしたこととおもいますが、セミナーにはそれだけの価値がありました。病院スタッフと知識を共有して、救急医療のレベルを高めたいと考えています。

セミナー後はちょっと贅沢をして、虎ノ門ヒルズのカフェに立ち寄りました。ここの系列のカフェに入るのは3回目、味もカップの形も好き。かかっている音楽もいい。ずっと前に買っておきながら読まずにいた、小堀鷗一郎『死を生きた人びと』を読みはじめました。外科医として40年間活躍した著者が、在宅医療にかかわるようになって、人が最期を迎えるとき、つまりは死をどこでどのように迎えるかについてをつづった診療記録です。いずれ、だれもが死ぬ。その当たり前の事実が実感できない現代日本人のありようについて、学ぶことの多い本です。読了後、感想をお伝えしたいとおもいます。

救急医療、改めて勉強したいとおもう分野です。中村先生が紹介していた Deborah C. Silverstein, Kate Hopper ” Small Animal CRITICAL MEDECINE” 、実は自宅にあって、ほこりをかぶっていました(学生時代に買ったものです)。英語なのでささっと読みすすめることはできませんが、時間をかけて通読しようかと考えはじめています。