つい先日、いつもお世話になっているZ社のYさんに、重症熱性血小板減少症候群(Sever fiver with thrombocytopenia syndrome = SFTS) とマダニの駆除薬に関するセミナーを開いていただいた。伺ったお話はこのようなものでした(画像はウィキペディアより)。

マダニからうつる病気に、SFTSという病気があります。中国で2011年に報告され、国内では2013年に初感染が報告されています(最新の情報は国立感染症研究所厚生労働省をご覧下さい。厚生労働省によると「致死率は10-30%程度」となっています。非常に高い数値です)。

人での感染は西日本に集中していますが、いつ東日本で発生しても不思議ではありません(千葉県の野生動物ではすでに感染が確認されています)。マダニを介して人、犬、猫にも感染するうえ、SFTSウイルスにかかった猫から動物病院の獣医師らが感染したケースも報告されています(さいわい、重症化せずにすんだようです)。

外に出るペットを飼っている飼い主のみなさん、SFTSの動向は気にかけておいて下さい。

SFTSウイルスがこわいのは、まだその正確な実態がわかっていない点です。たとえば、世界中で年間何十万人もの死者が出ているインフルエンザウイルス。命にかかわることがある点でこわい病原体には違いないのですが、インフルエンザウイルスについては解明されていることが多いので、私たちはそれほどこわがりはしない。「わからない」というのが人間にとってはこわいわけで、その点で、未知の部分が多いSFTSウイルスは実態以上に不気味な印象を私たちにあたえます。過剰反応は慎まなければなりませんが、油断も禁物です。