いつも、当院ホームページをご覧いただきありがとうございます。
今月から毎月スタッフがつれづれに思ったことを書く、スタッフ日誌を始めます。
実は、以前にも同じコーナーがありまして、隠れファン!?もいらっしゃいました。
コーナー復活第一弾は、動物看護士の猿渡が担当します。
さて、日に日に春めいてきましたが、皆さんお変りないでしょうか?
梅・桃・桜と花見に楽しい時期で、春生まれの私は気分もウキウキになります。今回は花見‥ではなく、待合室の話をします。 |
 |
|
病院の待合室には、何ヶ月もの間、毎日のように通われている患者さんがいらっしゃいます。
慢性腎不全と呼ばれる、高齢の猫ちゃんに多い病気の方です。
もともと猫は泌尿器系の病気が多いのですが、腎臓の機能が低下して体の老廃物がうまく外に出せずに気持ち悪さやだるさ、食欲不振といった症状が出ます。長生きの猫ちゃんたちは、人で言うと80才や90才、中には100才を超える子もいます。
入院しないで慣れ親しんだお家で大好きな家族と一緒に1日でも穏やかに長くいられるように、通院して治療を受けられます。 |
|

|
何度となく猫待合で一緒になると顔見知りにもなります。
待合室で様子などをお聞きしていると、お隣の猫ちゃんも同じ病気と分かり食べ物や薬の与え方の話で意気投合し、仲良くなるときもあります。
来院の時間がずれると会わなくなるで「最近、ミーちゃん見かけないけど、元気?」と心配しあったりされています。
中には猫ちゃんに関係なく、話が盛り上がり泣いたり笑ったりのおしゃべりに花が咲くこともあるようです。
ほんの些細なおしゃべりですが、実は大事な時間と思っています。 |
|
慢性の病気を患っている動物の飼い主さんは、家の中でお世話をしています。看護だったり介護だったり‥生活の中心にして頑張っておられます。仕事をされている方は時間のやり繰りも大変だと思います。
家族で分担されている家はまだいいですが、お母さん一人に任せきりのお世話は、気持ちが不安になりがちです。
少しずつ痩せてくる猫ちゃんの体は見ているだけで切なくなります。 |
|
そんな中で、「今日は吐き気がなかった」「少し食べてくれた」「呼んだら返事をしてくれた」と教えてもらうと本当に嬉しくなります。
「今日は朝から食べないの」「寝床に入ったきり出てこない」
と聞くと、一緒に心配し少しでも楽になるように色々工夫する話をします。
今日あった出来事を教えてください。
心配事も誰かに聞いてもらえると少し軽くなりますよ。
不安な気持ちも自分ひとりではないと分かると、ほっとするものです。
飼い主さん同士もそうですが、病院スタッフはそんな飼い主さんと気持ちを共にしたいのです。 |

|
| |
2008.3.4 動物看護師 猿渡 |
|