夜鳴き

徘徊

床ずれ

便汚れ・尿汚れ

昼夜逆転

愛犬・愛猫が長生きするようになって、なかにはいわゆる認知症(認知機能不全症候群)になるペットたちがいます。最初はたまにだった夜鳴きや失禁がだんだん日常的になって、飼い主さんが慢性的な寝不足になったり、近所迷惑になっているのではないかと気疲れしたり、ご家族が苦しむことがあります。

こうした高齢のペットの介護について、動物病院がお手伝いできることはいろいろあります。鳴いているペットの中には、ただ上手に意思表示ができないだけで、空腹や温度の不快感、痛みなどを大声で訴えていることがあります。そうしたことを飼い主さんと一緒に探ることもあります。徘徊のときに怪我をしないように専用のサークルを用意したり、家具のレイアウトを変えたりすることもできます。床ずれをいかに作らないか、それも大切なことです。できてしまった褥瘡を治療することも当然します。せめて日中だけでも飼い主さんが休めるよう、私たちが日中、ペットをお預かりすることもできます。うんちで汚れてしまった体を効率的にきれいにする方法やグッズもあります。

ご家族だけで、お一人だけでがんばりすぎないようにしていただければとおもいます。

「うちの子は高齢だから、動物病院ではホテルで預かってもらえないとおもっていた」

「高齢だから仕方ない。私たちが我慢するしかない」

そんなふうに思われている方も、ぜひいらっしゃって下さい。

いわゆる認知症には特効薬はありません。対策の効果が出るのも、ときには時間がかかるかもしれません。でも、私たちも高齢のペットたちと向き合う中で、少しずつ知識と経験を積んできています。先日もみなで勉強会を開き、認知症のことを改めて学びました。

海浜動物医療センターでは高齢のペットたちとそのご家族がしあわせに暮らせるよう、ご協力できればと考えています。

いつでもお気軽にご相談下さい。がんばりすぎてはいけないですよ。